はるおのブログ

社会人3年目。日本語教育のこと、韓国のこと、これからやりたいこと…色々。

「国民」、「外国人」どんな意味で使っていますか?

昨日一昨日と、1カ月以上前のことばかりだったので、ここで旬な記事を1つ。

 

「あなた、ここにいてくれますかフェスティバル Vol.2」、略して「ここフェス」に参加しました!@御茶ノ水  2018.9.29

一言でいうと、「とっても、濃い1日でした。」

 

ここフェスとは?

➡ここフェス実行委員会主催のイベント(そのまんまだなあ。)

排外主義に反対するアピールを直接的な言葉を使わずにするというコンセプト

 

Time Tableはこちら☟(画像お借りしました)

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こんなに充実していて2200円。やっすい…

 

Twitterの告知で見かけて、おもしろそう!と思い前売り券をお願いしました。 

私用で、1番楽しみにしていた対談に間に合わず…

にもかかわらず、金村詩音さんから著書を頂いてしまいました!

ありがとうございます!!!

(本当はその場で買おうと思ったけど、手持ちが恐ろしいくらいなかった)

帰りの電車からすぐ読み始めました。

 

印象に残ったプログラム

お昼頃から、殆ど全て勉強・鑑賞させて頂きました。

日韓に関する情報を色々な角度からインプットすることができました!

 

本当に本当に勉強になることが多くて、既にパンクしてます笑

ここでは、心に響いた2つのプログラムを記録します。

 

「2020年の外国人受け入れ」 髙谷幸×梁 英聖

こちらは、カタカナ語に弱い私はメモを取るのに必死でした笑

 

・日本には、差別禁止法や移民統合政策がない先進国には珍しい国。

・日本では、1980年代からニューカマーへの支援が始まる。

→多文化共生というワードが頻繁に出るようになった。

・ヨーロッパやアメリカでは、多文化共生に当たる言葉はない。

→似た言葉として多文化主義がある。

・マイノリティに目を向けることだけでなく、加害者を止める力も必要

・安倍首相は保守派と経済界にパイプを持っている。

→だから、今回の外国人に関する政策についても「移民政策ではない」と主張している。

・支援も地域差が大きく、全国的な取り組みになっていない。

・多民族に関する団体と多文化共生を結びつけた方がいい。

・リベラル派によくみられる意見として、「日本は差別がひどいから、外国人受け入れの前に状況を…」というものがある。

→差別や労働環境の悪化を訴える外国人の活動が日本人の刺激となり社会に良い影響を与える。

・どうやって連なって差別と戦えるか、考える。

・立場の違いはあっても、共通点はある。

・このまま2020年が来たら、極右連携が強まってしまう。

・日本には、政府公認のマイノリティの団体がアイヌ関連以外ない。

 

・日本語の「外国人」という言葉、どんな時に使っていますか?

→英語ではForeigner、少し差別的な意味を含むそうです。(失礼な感じ)

 日本では、文脈によって「外国人」⇔「日本人」という意味合いを持つ時がある。

  

・日本語の「国民」という言葉、どんな時に使っていますか?

→日本人に近い意味で使っていませんか?

 英語でAmericanは、アメリカ社会の構成員という意味に近いです。

 言い換えるとpeopleと表現できます。

しかし、日本語にはpeopleに当たる言葉がない、とのことでした。

 

・過激な考えを持つ人の考えを変えることは難しい。

→まずは、表に出せないように規則を整えることが大切。

・第三者介入によって雰囲気を変えることも助けの1つ。

・外国人と出会うことで、個人に共感していく。

→出会う機会/接点を増やすためにもマイノリティに機会を与えることが大切。

出入国管理政策について知らない日本人が殆ど。

 

生活保護在留資格によって、貰える貰えないがある。

・政府は、統合する必要がないように短期で済む政策をしている。

 

・共に生きる覚悟を決める。

 

・差別を許さない意識が大切。

→ヘイトウォッチ(活動を記録、通報)から。

公民権運動があるからこそ、今のAmericanがある。

 

日本語教育にも共通して必要な要素があるのではないかと感じました。

個人個人、無意識的に言葉を使っていることもあると思います。

そこから一歩進んで自分の価値観を理解して、自分が直したい方向に気にしていくことが大切なのかなと。

 

「ムヒョン~二都物語~」※ネタバレ注意

もうね、めっちゃ泣いた。前の方の席で1人で号泣でした。

韓国の現代史のことほぼ知識ゼロで行ったのに号泣。

知識云々とかではなく、2人のムヒョン氏のまっすぐに立ち向かう姿が素敵でした。

 

家族と食事をしているシーンでの盧武鉉氏の

「選択には諦めがついてくる」って言葉が刺さりました。

 

あと、専属カメラマンさんのエピソードも泣けました。

99人が批判する中、1人手を差し伸べてあげられる勇気、誠実さ。 グッとくるものがありました。

 

自殺は社会が個人を苦しめたことで起きる、というのも確か作品中前半と後半で似たようなことが言われていたんですが、後半の言葉の刺さり具合たるや…

 

先日、映画「タクシー運転手」で光州の悲惨な事件を知り、さらに今回盧武鉉元大統領のドキュメンタリーを見て韓国の現代史、きちんと流れを把握し勉強しようと思いました。

 特に現大統領の文在寅氏と関連があるから今の韓国が目指しているものと繋がるところもあるかもしれないし…気になります。

 

最後に独り言

劇中の音楽も、映画後のチョ・ドンヒさんのアコースティックライブも素敵でした。

せっかくご本人の前でコメントする機会があったのに、チキって全部日本語で話したことをかなり後悔しています笑 こういう所なんだよなぁ、伸びないの。じわじわ悔しい。한국어 더 열심히 공부해야겠다 ...

 

PS.韓国に行った時に大好きになった地下鉄のメロディが、まさか生で聞けるなんて!

   曲名も知らなかったので、1人で超感動してました。中毒性あります。

 「얼씨구야(オルシグヤ)」です、どうぞ。笑

www.youtube.com